外科的気道確保マニュアル 第2版
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2  Chapter Ⅰ.外科的気道確保とは外科的気道確保3 外科的気道確保の種類 外科的気道確保にはアプローチ部位によって,輪状甲状靱帯(膜)経由のアプローチと,気管経由のアプローチがある(図Ⅰ-3 a, b)。 また手技によって,穿刺法(直接法)または経皮的アプローチ法(Seldinger法を含む)と,外科的切開法がある(表Ⅰ-1)。甲状切痕舌骨甲状軟骨輪状軟骨甲状腺気管軟骨a:頸部正面図b:頸部側面図確実な気道確保の適応はいはい気道緊急いいえ挿管困難が予測されるはいいいえ直視下経口挿管輪状甲状靱帯(膜)切開術気管切開術逆U字切開法できず直視下経口挿管(試行2回まで)盲目的経鼻挿管内視鏡下挿管意識下経口挿管できず甲状切痕甲状軟骨輪状甲状靱帯(膜)甲状切痕から尾側に傾斜気管は皮膚から徐々に深くなる甲状腺輪状軟骨気管 図Ⅰ-2 気道確保のアルゴリズム(文献1)より引用改変) 図Ⅰ-3 外科的気道確保の種類(文献1)より引用改変)ab

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