日本気管食道科学会会報 第73巻1号
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年201820182017Hashimotoら3)2016201420122010201020022002200220002000男女女男男男男男男男女女男女男女男女女根治的な血管への処置を施しても,止血が困難で難渋したケースの報告もある5)。今回のわれわれの例でも,肩もみといった軽度の刺激で出血したり,気管切開時の止血に難渋したりと血管の脆弱性を疑う経験をしている。また術後に再出血をきたした例31)も報告されている。 治療選択として手術加療を行うのかTAEを行うかについては統一された見解はないのが現状であるが,腹腔内や胸腔内からの出血症例は外科的なアプ頸部胸部鎖骨下動脈2019201320082007200520022000Dovaら4)岡本ら6)加藤ら湯川ら7)竹田ら8)蘇ら竹田ら9)竹田ら9)業天ら10)高橋ら11)渡邉ら12)川本ら13)嶋田ら5)西田ら14)20192019201520112010Aizawaら15)樫見ら16)2008今村ら17)2007Araiら18)20072007Araiら18)2005Miuraら19)鈴木ら20)20052005吉井ら21)荊尾ら22)高野ら23)坂本ら24)松田ら25)Tatebeら26)金子ら27)高橋ら表1 NF-1に伴う頸胸部領域の動脈出血症例著者自験例翁長らローチが比較的容易とされる。その他,止血部位同定と血腫除去,縫合や圧迫など止血操作が同時に行えるような場所の症例や,腫瘍血管からの出血などは手術加療が第一選択となりうる12)。しかし今回の症例のように複数箇所から同時出血を起こしている例や,比較的末梢側の血管で出血箇所の同定が困難であることが予測されるような症例では,TAEが第一選択となる。血腫形成や出血を疑った際には造影CTを行い,その性状を評価するが造影剤の漏出出血場所年齢性別61356653417075486852603960内頸動脈椎骨動脈内頸動脈内頸動脈外頸動脈浅側頭動脈外頸動脈外頸動脈後頭動脈後頭動脈外頸動脈甲状頸動脈454376704847404972466258肋間動脈肋間動脈肋間動脈肋間動脈肋間動脈肋間動脈肋間動脈肋間動脈肋間動脈肋間動脈肋間動脈肋間動脈52555149394446鎖骨下動脈鎖骨下動脈鎖骨下動脈鎖骨下動脈鎖骨下動脈内胸動脈内胸動脈25日気食会報,73(1),2022出血原因女上行咽頭動脈特発性破裂男女男女女女男男男女男男動脈瘤動静脈瘻特発性破裂動脈瘤動静脈瘻動脈瘤動脈瘤動静脈瘻動脈瘤動脈瘤動静脈瘻動脈瘤動脈瘤動脈瘤動脈瘤動脈瘤動脈瘤動脈瘤動脈瘤動脈瘤動脈瘤動脈瘤動脈瘤動脈瘤特発性破裂動脈瘤動脈瘤動脈瘤特発性破裂特発性破裂治療経過TAE生存TAE生存TAE生存手術生存TAE生存TAE生存手術生存TAE生存TAE生存なし死亡TAE生存TAE生存手術生存TAE生存TAE生存TAE生存TAE生存保存的生存TAE生存TAE生存TAE生存TAE生存TAE生存特発性破裂保存的生存TAE生存手術生存手術生存TAE生存TAE生存手術生存TAE生存手術生存

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